【研究紹介】

本研究室では現在ふたつのプロジェクトを推進している。ひとつは免疫寛容の基礎的 メカニズムの解明、
その展開としての自己免疫病の原因・発症機構、腫瘍免疫、移植 免疫の研究である。
もうひとつは、本研究室で確立したリウマチ様関節炎自然発症マ ウスモデルを用いての、
慢性関節リウマチの原因・発症機構の研究である。


<プロジェクト1:免疫寛容の基礎的研究>

自己/非自己の識別機構と免疫寛容の導入・維持
機構を知ることは、自己免疫病の治 療・予防、自己
から発生した癌細胞に対する有効な免疫応答の誘導、
また移植臓器の 定着をはかる上で重要である。
本研究室では、特定のT細胞サブポピュレーション
による制御が、末梢における免疫寛容の維持に
重要であることを見い出し、制御の分子 的基礎、
およびこの制御性T細胞の胸腺における産生機構を
解析している。同時にこ のT細胞性制御を操作し、
腫瘍免疫の誘導、移植免疫の導入を試みている。

>>プロジェクト1に関する文献

胸腺による制御性T細胞(Treg)の生産と、
それらによる免疫自己寛容の維持


<プロジェクト2:リウマチ様関節炎の研究>


リウマチ様関節炎(慢性関節リウマチ)
本研究室で確立した新しいマウスモデルは、
単一遺伝子の突然変異の結果、自己免疫性関節炎を
自然発症する。その病態はヒトの慢性関節リウマチと
酷似している。現在原因遺伝子の同定、その構造・
機能の解析を目指している。遺伝子異常が、
どのようにして関節特異的自己反応性T細胞を活性化し、
関節炎を誘導するのか、そのメカニズムを
解明しようとしている。